行政書士平岡事務所

建設業許可の業種追加を簡単解説

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建設業許可の業種追加を簡単解説

建設業許可の業種追加を簡単解説

2026/08/24

建設業を営む事業者にとって、建設業許可の「業種追加」は、事業拡大や新たな工事分野への進出を実現するための重要なステップです。 すでに許可を取得している事業者であっても、別の工事種類を扱う場合には、追加したい業種ごとに新たな審査を受ける必要があります。

 

本コラムでは、行政書士の専門的視点から、

・業種追加の基本ポイント

・必要書類と申請の流れ

・専任技術者・経営業務管理責任者の要件

・審査で注意すべき点

・スムーズに申請を進めるためのコツ

を体系的に解説します。

初めて業種追加を行う方や、手続きに不安がある事業者の方でも安心して進められるよう、実務に基づく具体的な情報をまとめました。

目次

    1|建設業許可の業種追加とは?まず押さえるべき基本ポイント

    建設業許可の業種追加とは、既に取得している許可に加えて、新たな工事種類(業種)の許可を追加する手続きです。

     

    業種追加が必要となるケース

    ・例:土木工事業の許可を持つ事業者が「建築工事業」を追加したい

    ・例:とび・土工工事業の許可を持つ事業者が「解体工事業」を追加したい

    ・例:電気工事業の許可を持つ事業者が「管工事業」を追加したい

    建設業許可は29業種に分類されており、業種ごとに専任技術者の資格要件や実務経験が異なります。

     

    申請先

    都道府県知事許可:1つの都道府県内で営業する場合

    国土交通大臣許可:2つ以上の都道府県で営業する場合

    主たる営業所の所在地を管轄する行政庁に申請します。

    2|業種追加のために必要な主要要件

    業種追加では、新規許可申請と同様に、次の要件を満たしているかが審査されます。

     

    ① 経営業務管理責任者(経管)の要件

    追加する業種に関して、経営経験が必要です。 ただし、既存の許可で経管要件を満たしている場合は、追加業種でも同じ経管を使用できます。

     

    ② 専任技術者の要件

    追加する業種ごとに専任技術者が必要です。

    代表的な資格例:

    ・一級施工管理技士(建築・土木・管・電気など)

    ・一級建築士

    ・技術士(建設部門)

    ・実務経験(一般10年以上・特定15年以上)

    専任技術者は「常勤」である必要があり、他社との兼務は認められません。

     

    ③ 財産的基礎の要件

    一般建設業:500万円以上 特定建設業:2,000万円以上 ※既存許可で要件を満たしていれば追加業種でも同様に扱われます。

     

    ④ 欠格要件に該当しないこと

    暴力団関係者や法令違反歴がある場合は許可が下りません。

    3|業種追加の必要書類と申請の流れをわかりやすく解説

    業種追加の申請は、新規許可申請よりも書類数が少ない傾向がありますが、技術者要件の証明が重要です。

     

    必要書類の代表例

    ・業種追加申請書

    ・専任技術者の資格証明書(合格証書・免許証)

    ・実務経験証明書(必要な場合)

    ・経営業務管理責任者の経歴書(変更がある場合)

    ・登記事項証明書

    ・営業所の写真・賃貸契約書

    ・財務諸表(法人の場合)

    ・住民票・身分証明書

    ・変更届出書(必要に応じて)

    行政庁によって様式が異なる場合があるため、最新の書式を確認することが重要です。

    4|初めての業種追加でも安心!行政書士が教える注意点とコツ

    業種追加は比較的短期間で許可が下りるケースが多いですが、次の点に注意が必要です。

     

    注意点① 専任技術者の要件確認が最重要

    追加業種の専任技術者が要件を満たしていないと、申請は不受理となります。

    例:

    ・建築工事業 → 一級建築施工管理技士

    ・電気工事業 → 一級電気工事施工管理技士

    ・解体工事業 → 一級建築施工管理技士(躯体)など

     

    注意点② 常勤性の証明が必要

    社会保険加入状況や給与台帳などで常勤性を確認されます。

     

    注意点③ 営業所の実態が必要

    机・電話・パソコンなど、事務所として機能している必要があります。

     

    注意点④ 書類の整合性が重要

    登記簿・決算書・技術者情報などの内容が一致しているか確認します。

    行政書士に依頼することで、これらの不備を防ぎ、審査期間の短縮が期待できます。

    5|申請完了から許可取得までの流れをストーリーで紹介

    業種追加の流れを、実際の事例をもとにストーリー形式で紹介します。

     

    ① 追加業種の要件確認

    例:土木工事業の許可を持つA社が「建築工事業」を追加したい

    → 専任技術者として一級建築施工管理技士を配置できるか確認

     

    ② 必要書類の準備

    ・技術者の資格証明書

    ・登記事項証明書

    ・決算書

    ・営業所の写真

    ・申請書一式

     

    ③ 行政庁へ申請

    都道府県の建設業課へ提出

    審査期間は約30〜60日

     

    ④ 審査対応

    追加資料の提出や技術者の確認が行われる

     

    ⑤ 許可取得

    追加業種が許可され、幅広い工事を受注できるようになる

     

    このように、業種追加は新規許可よりもスムーズに進むことが多いですが、書類不備があると審査が長引くため注意が必要です。

    6|業種追加で広がる建設業の可能性|未来へのステップアップ事例

    業種追加は、事業拡大の大きなチャンスです。

     

    業種追加によるメリット

    ・新たな工事分野に参入できる

    ・受注できる案件が増える

    ・経営事項審査(経審)の評価が向上する

    ・取引先からの信用力が高まる

    ・事業の安定性が増す

    例:

    土木工事業+建築工事業 → 総合建設業として幅広い案件を受注可能

    電気工事業+管工事業 → 設備工事の一括受注が可能

     

    業種追加は、企業の成長戦略として非常に有効です。

    まとめ|建設業許可の業種追加を簡単に進めるためのポイント復習

    建設業許可の業種追加は、事業拡大や新たな施工分野への挑戦に欠かせないステップです。 スムーズに進めるためのポイントは次のとおりです。

     

    業種追加の成功ポイント

    ・追加業種の専任技術者要件を正確に確認する

    ・経管・財務基準など既存許可の要件を再確認する

    ・必要書類を漏れなく準備する

    ・行政庁の最新様式を使用する

    ・行政書士のサポートを活用する

    業種追加は複雑に見えますが、ポイントを押さえて正確に手続きを行うことで、スムーズに許可取得が可能です。 安心して業務の幅を広げ、新たなビジネスチャンスを掴みましょう。

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